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国家公務員試験が間近
発信時間: 2008-10-22 | チャイナネット

(1)障がい者連合会が最高倍率

国家公務員試験への応募締め切りまであと数日となり、応募のピークにはまだ達していないものの、競争率がすでに1千倍以上となっている職位も少なくない。記者が19日取材したところ、応募率の高い職位には、応募条件が比較的ゆるいものが多い。それに対し、民航総局の93職位は求められる資質が高いため、応募者が依然集まらない状況となっている。「現代快報」が伝えた。

▽障がい者連合会の職位が最高倍率

現在、最も高い人気を集めている職位は、中国障がい者連合会組織連合部が求人する「基礎組織建設職」で、計画求人数1人に対し、すでに1516人が初歩審査に合格している。今年の国家公務員試験で比較的人気の高い職位のうち、事務秘書あるいは行政職が大多数を占めている。これらの職位への応募者の専攻は、中国語・秘書・法律・行政管理・社会業務などに集中している。

▽地震局が突如ブームに

従来地震局といえば、公務員試験では「問題外」の存在だった。しかし今年は一転し、地震局が一種のブームに沸いている。重慶市地震局の求人する「科学技術発展処科学技術管理業務主任」は、求人予定1人に対し760人が初歩審査に合格したほか、山西省地震局の求人する「観測予報処地震観測予報官」の職位1つには、326人が応募している。さらに、遼寧・吉林・浙江・安徽・江西・山東・四川など、全国の地震局は軒並み受験生の高い人気を誇っている。

(2)低い人気の希少言語職

▽希少言語職、相変わらず低い人気

従来と同様、一部の希少言語職は依然人気が低い。外交部のモンゴル語、ポルトガル語、チェコ・スロバキア語などの職位にはわずか1~2人が応募しているのみで、試験実施基準とされる競争率5倍はとても満たしていない。中国共産党中央対外連絡部第一局はミャンマー語通訳1人を募集、応募条件は大学本科生以上の学歴などわずかだが、現時点での応募は2人にとどまっている。英語通訳職が競争率600~700倍であるのと比べれば、これらの希少言語職は希少価値が高い。今後専攻を選択する学生にとって参考となるだろう。

▽民航総局93職位の応募ゼロ

大まかな統計によると、19日午後2時現在、中国民用航空総局(民航総局)傘下の華東・中南・西南・西北・東北地区管理局の計93職位にはいまだ応募者がいない。うち、華東管理局江蘇安全監督管理弁公室は6職位を求人しているが、4職位については応募がない状況が続いている。これらの職位にはいずれも多くの応募条件が設定されており、国家司法試験合格が求められているほか、航空管制官免許などの所有も必要とされている。

このほか、公安部などの公安・検察・司法機関も同様に司法試験合格が求められているほか、2年以上の基礎法律業務の実務経験が条件となっており、応募状況は芳しくない。

専門家によると、昨年までと比較して、2009年の国家公務員試験の各職位に対する要求水準は大きく高まっている。80%以上の職位は大学本科生以上の学歴が求められている。また、60%以上の職位が中国共産党党員あるいは中国共産主義青年団(共青団)団員であることが必要であるほか、50%以上が基本的実務経験を、さらに40%以上が専門試験の受験を求めている。これら以外にも、大学英語資格・PCスキル・関連実務経験などが求められている場合もある。

「人民網日本語版」 2008年10月21日

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