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自転車に乗ることがヘルシー・エコなライフスタイルに
発信時間: 2008-10-27 | チャイナネット

いつ頃のことだったか、永久・鳳凰・飛鳩といったブランドの自転車が、人々の生活の中に深く広く浸透していた頃があった。当時、自転車と言えば人々にとって欠かせない交通手段であり、生活水準を反映するひとつの指標でもあった。社会の発展、そして生活水準の向上に伴い、自転車は徐々に自動車などの交通手段に変わっていった。そして現在、環境保護・エネルギー問題などから、自転車に乗ることがまた、人々にとって健康的かつ環境に優しいライフスタイルのひとつとして見直されている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

▽自転車の「黄金」時代  「当時、鳳凰や永久の自転車を誰かが買ったと言えば、そりゃ今のマイカーを買うのとは、比べものにならないほどの凄いことでしたよ」。1976年に結婚した上海市民の陶林さんは振り返る。

その頃、自転車と言えば、人々にとっての交通手段であるばかりか、生活水準を示す「貴重品」でもあった。「誰かに頼んで自転車配給切符を手に入れないと、自転車を買うことは出来なかった。自転車工場で働く人がうらやましかったものです」陶林さんは語る。

今年48歳になる上海市民・陶信解さんは、上海鳳凰・永久自転車工場で働いていた経験がある。「1982年に大学を卒業後、鳳凰自転車工場に就職しました。当時は工場の規模も大きく、生産部門は8~9部門もありました。工場の景気は良く、毎年給料も上がり、自転車配給切符も貰えました。その後、工場が自宅から遠かったので、比較的近かった永久自転車工場への転職を希望したのです」陶信解さんは語った。

「当時、1台の自転車はだいたい150元ぐらいしました。それに配給切符がないと買えなかった。1995年頃までは、両工場共に景気が良かったものです。私の給料も多いときは1カ月800~900元ぐらい貰えました。夏には高温手当て(注:中国の職場では暑い夏の特別手当てがあった)もあり、職場生活には満足していました」陶信解さんは懐かしそうに語った。

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