ホーム>>社会>>社会ニュース
五輪を契機に市民のモラルが大幅上昇 北京
発信時間: 2008-10-28 | チャイナネット

首都文明弁公室が中国人民大学人文五輪研究センターに委託調査した、北京五輪期間中の「市民公共行為モラル指数」が27日発表された。同調査によると、今年、北京市民のモラル指数は大幅に上がり、2005年と比較して17.17ポイント上昇した。うち、路上でタンを吐く人の割合は0.75%に減少したほか、交通機関で自ら座席を譲る市民は98%に上った。「京華時報」が伝えた。

今回の調査結果によると、北京五輪開催期間中、北京の「市民公共行為モラル指数」は82.68となり、昨年比9.3ポイント上昇した。

今回の調査は、北京市民1万2千人および北京在住歴2年以上の各国・地域出身者1200人を対象にサンプリング調査として実施され、市内の公共の場360カ所、通行人40万人以上、通行車両39万台に対し延べ3千時間にわたる現場観測を行った結果得られた膨大なデータを分析し、上記の結論が得られた。

調査によると、北京五輪・パラリンピック各競技場での一般市民の観戦の模様は、開放的・包容的・自信に満ちあふれた良好なものだったという。

五輪開催期間中に市内で実施されたナンバープレート末尾番号の偶数と奇数による通行制限、さらには五輪専用レーンの設置などに伴った支障についても、北京市民は理解と支持を示した。また、すべての競技場内外および周辺の大型群衆密集地区の秩序も良好で、公共交通機関については乗客数が大幅に増えたものの、目立ったトラブルはみられなかった。

さらに、各種営業窓口業務での道徳意識・業務技能・サービス水準は明らかに向上したほか、各種接待サービスに対する苦情はゼロに終わった。北京市民がこの夏、熱い情熱で観光客を快く迎え、170万人のボランティアのほほえみあふれるサービスは海外メディアや国内外観光客から大いなる賞賛を受けたことをみても、公共の場でのさまざまな非文明的行為は明らかに改善されたと言える。

「人民網日本語版」2008年10月28日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 続く降雪で四川―チベット間の道路が通行止め

· MD-82型旅客機が中国市場から撤退 20年以上使用

· 農民運動会 会場で働く女性、「恵安女」

· ジーンズで見る30年の考えの変化

· トルファンの農村に2キロの「文化の壁」が出現