重慶市婚姻登記管理センターは30日、今年上半期に3万6000組余りの夫婦が離婚したことを明らかにした。そのうち、「軽はずみな結婚」による離婚が1700組余りで、「不倫」による離婚の人数を上回った。「中国新聞社」が伝えた。
統計によると、今年上半期に結婚した夫婦は13万1000組余り、それに比べ離婚は3万6000組にのぼった。離婚の主な理由は、「不仲」が2万組で最も多く、次に多かったのは、「軽はずみな結婚」によるもので1700組、「不倫」が主な原因の離婚は3番目だった。
今年8月の北京五輪開幕前後に結婚したばかりで、離婚する夫婦も見られた。婚姻登記機関の統計によると、毎年バレンタインデーや七夕に結婚届を出す人が急増するが、なかには「電撃結婚」も見られるという。「電撃結婚」した夫婦は、短期間にさまざまな問題が発生し離婚するケースがある。
同センターによると、これまで「軽はずみな結婚」による離婚の比率は分析してこなかったが、こういった結婚は、安定した結婚生活に影響する重要な要因となることは今回の統計からもわかる。「電撃結婚」した夫婦は共同生活を送ってみて初めて性格や生活習慣、人生観の違いに気づき、結局分かれてしまうケースもある。一方で、現在は離婚手続きが簡単なことも離婚率の上昇にある程度影響しているといえる。
「人民網日本語版」2008年10月31日 |