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一般人4百人の名前が挙がった「中国好人物リスト」
発信時間: 2008-11-03 | チャイナネット

中国共産党中央精神文明建設指導委員会弁公室(中央文明弁)の主催による「私が推薦する、身近な『良い人』」選出活動および「中国好人物リスト」授賞式が河北省滄州市で開催された。「中国好人物リスト」に入った「身近な『良い人』」4百人が、全国道徳模範と共に表彰され、社会からの賞賛を受けた。

これら「身近な『良い人』」400人は全員、「私が推薦する、身近な『良い人』」選出活動において、膨大な数のネットユーザーの投票で選ばれた。一連のオンライン推薦、コメント記入、投票によって、「身近な『良い人』」の条件を満たす人が選ばれ、一般に公開された。選考活動の内容が発表されるとすぐに、人々から大きな反響が得られた。選考活動がスタートした4月以降、「身近な『良い人』」応募受付数は3500件、募集サイトへのアクセス人数は延べ4500万人をそれぞれ上回った。オンライン投票に参加した人は累計延べ265万人、掲示板へ書き込まれたコメント数は16万7000件に達した。6月から9月までの4カ月間で、「中国好人物リスト」には、4百人の「身近な『良い人』」の名前が挙げられた。

これら400人は、特大に偉大な功績を残した人ではなく、身辺のどこにでもいるごく平凡な人たちばかりだ。地道に人としての誠実な行いを実践し、人としてあるべき姿を周りに伝えてきたことで、「良い人」が彼らを表現する共通の言葉となった。

「あなたは道徳模範についてどのように理解していますか?」とのネットユーザーからの質問に、全国道徳規範に選ばれた河北省唐山常記幸福院の常玉珍院長は、「能力が高い人なら、他人が困った時に援助の手を差し伸べればいい。そんな実用的な能力がない人は、道端に痰を吐くのを控え、老人が道を横切るのを助ければいい。そうすれば、『良い人』となる」と簡単に答えた。「良い人」という称号は、もともと誰の手にも届かない高い所にあるものではない。良い人は私たちの身近で生活しており、注意深くさえあれば、彼らの愛の振る舞いを感じ取ることができる。

画家の尹昇氏は、38年間、自分が描いた絵を売った収入で、働くことができない身寄りのない老人17人を次々と引き取り、生活の面倒を見てきた。もっとも長い人で、35年間共に生活したという。このようなボランティア行為の原動力はと何かという質問に対し、尹氏は、「私は平凡な人間だ。しかし、『自分の親を敬う心を他人の親にまで及ぼす』ことは我々中華民族の伝統的な美徳だという事は知っている。伝統的美徳を実践することで、社会の進歩にわずかでも貢献できる。これが私を動かす原動力だ」と答えた。尹昇氏と常玉珍氏は固い握手を交わし、同じような道を歩んできた2人の老人は、これからも「良い人である」よう、お互いに励まし合った。

「この400人に限りません。彼らや全国道徳規範と同じく、誰もが良い人の代表なのです。彼らをリーダーとして、まだ1千人、1万人の良い人が続くのです」-授賞式での司会者の言葉に、会場に深い共鳴が広がった。

「人民網日本語版」2008年11月03日

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