わたしたちは毎日歯磨き粉を使うが、その合格基準についてはあまり知られていない。国家基準委員会はこのほど、来年2月1日から正式に施行される歯磨き粉の新たな国家基準を公開した。「長江日報」が伝えた。
今回の新基準では1500種類近くの成分が添加禁止となり、歯磨き粉のPH値(酸性度やアルカリ度を示す数値)が改正された。歯磨き粉の香りや泡に対する要求はなくなったものの、フッ素含有量については、大人用で0.05~15%、子供用で0.05~11%と特別に規定された。
調査で、ほとんどの人が歯磨き粉をブランドで選んでいることがわかり、「有名なブランドだと安心できる」というのが一般的な意見で、それから虫歯予防や、美白効果といった作用を気にしているようだ。成分に至っては、「よくわからない。どれも大体同じだろう」といった意見が大半だが、フッ素配合の歯磨き粉が虫歯を予防するというのは誰もが知っていた。一部の市民はフッ素の量が多ければ多いほど、虫歯の予防効果があると思っているようだ。
ある関係資料によると、フッ素は歯のエナメル質の抗酸性を高め、骨や歯を丈夫にし、虫歯を予防する、人体には欠かせないものだ。しかし、長期間の過剰摂取によってフッ素症を招き、重度のケースでは、気分が悪くなったり、嘔吐したり、心拍数が不安定になったりするなど急性フッ素中毒にかかることもある。
「人民網日本語版」2008年11月4日 |