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北京の薬局、かぜ薬の販売1回5箱まで 麻薬の製造防止
発信時間: 2008-11-10 | チャイナネット

薬品に含まれる成分エフェドリンが、麻薬製造を目的に大量に購入されるのを防ぐため、今後北京市の各薬局でエフェドリン配合の一部の常用かぜ薬とせき止めが1人につき1回5箱までに販売制限されることになった。対象となるのは、「新康泰克」「白加黒」「日夜百服嚀」など数十種類。「新京報」が伝えた。

北京市薬品監督管理局の叢駱駱スポークスマンは8日、エフェドリン配合の薬品を対象にした販売制限は、文書が発表され次第、市内すべての薬局で即日実施となると発表。今回の規定はエフェドリンのみを対象にした麻薬への利用を防止する特別管理。かぜ薬やせき止めは1箱や1瓶ごとに買い求める人がほとんどで、1回につき5箱までという規定で薬品の使用に不便をもたらすことはないと指摘する。

薬局で販売されているかぜ薬やせき止めで、麻薬の製造に必要な大量のエフェドリンは十分に抽出できない。このため、薬品監督管理局は薬局での販売制限と同時に、薬品メーカーと卸売段階におけるエフェドリンや調合剤の管理強化が最も重要になってくる。

「人民網日本語版」2008年11月10日

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