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「シングルデー」に独身から脱出する若者たち
発信時間: 2008-11-11 | チャイナネット

「1」が4つ並ぶ11月11日は「光棍節」(光棍=独身の意)とされている。広州民政部門が公開した情報によると、今日、広州市にある主要な婚姻登記所ではそれぞれ300組以上ものカップルが結婚手続きを行う予定だ。この日の前後に結婚届を出すカップルが増えているという。信息時報が伝えた。

幸せいっぱいの新婚夫婦に対し、この「シングルデー」を一人で過ごす人はいささかプレッシャーだろう。中国の求人サイト「智聯招聘ウェブサイト」が行った、ホワイトカラー6千人以上を対象にしたアンケート調査によると、独身者のうち66%が「内心、実は焦っている」と答えている。そのうち2割が「真剣に相手を探さなければ、と思っている」とし、4割が「焦ってはいるが、自然な出会いに任せたい」と答えている。主に、1970年代末~1980年代初生まれの独身者を対象にしている。

智聯招聘ウェブサイトの調査データによると、結婚したい年齢について、「28歳までに結婚したい」と答えた男性は16.2%にとどまったが、女性は62.1%にのぼった。また、「30歳までに結婚したい」と答えた男性は48%で、大多数が「男性は30歳、女性は28歳」がふさわしい結婚年齢だと認識しているようだ。

まだ独身でいる理由について、第1位の回答として、5割以上が「付き合いの範囲が狭く、出会いのチャンスが無い」と答えている。「仕事が忙しく、相手を探す暇がない」と答えたのは2%だった。社会、経済の発展に伴い、何でも便利になった現代、若い人たちは却って、外に出て相手を探すことに消極的になっている。「宅男、宅女(干物男、干物女の意)」が流行語となっているように、ダラダラと生活し、恋愛とは無縁、といった態度をとる怠惰な若者が増えている。智聯招聘の専門家は、「仕事とプライベートはきちんと分け、バランスをとらなければならない。生活の全てを仕事に捧げるのではなく、プライベートな出来事にも心を砕く努力をしなければならない」とアドバイスする。

「人民網日本語版」2008年11月11日

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