趣味が広く、時事問題に関心
「90後(1990年代生まれ)」の大学新入生を対象にした初の調査研究が行われ、このほど武漢大学でその報告が公開された。中国青年報が伝えた。
この報告によると、「90後」の大学生は、社会が取り沙汰されているほど、甘やかされて我がままで、常識が通じず、個性的過ぎて近寄りがたい、という訳ではないことが分かった。「経済的に恵まれ、時事問題には関心があり、趣味が広く、新しい物好きで、責任感がある」というのが彼らの実際の姿のようだ。また、90後の大学生は開放的な考えを持っており、「大学入学までに恋愛経験がある」と答えたのは50%以上にのぼった。
この調査研究は、武漢大学の各学部新入生800人にアンケート調査を行ったもので、調査内容は、消費、心理、交友関係、勉学、社会認識などに及んでいる。この報告は「70後」「80後」に対する社会の関心に続いて、大学が独自に「90後」の学生に行った権威ある調査結果。
調査対象の学生のうち、「奇異な言葉やファッションが好き」と答えたのは10.9%に過ぎず、一般に世間で言われているような、「90後」が火星語や奇抜なファッションを好むといった見方とは随分かけ離れているようだ。数年前の大学生と比べると「90後」の新入生は、質の高い生活を追求しているだけでなく、交際関係や美意識を重視している。これ以外に、彼らの恋愛経験は想像以上に豊富で、両親や教師が望んでいる「恋愛はさておき、とにかく学業を」といった様相といささか食い違いがあるようだ。
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