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検察当局に逮捕請求され、手錠をしたまま台北地方法院に移送された陳水扁 |
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陳水扁を多くの警察が取り囲んで移動する様子 |
台湾検察当局の特捜チームは11日午前、台湾当局の陳水扁・前指導者に対し、機密費横領やマネーロンダリング(資金洗浄)などの容疑で被告として5度目の事情聴取を行った。検察当局は6時間以上にわたって尋問を行った後、容疑が固まったとして陳水扁を拘束、台北地方法院(地裁)に身柄を移送して逮捕請求した。中国新聞網が伝えた。
検察当局は11日、陳水扁を出廷させ、6時間以上にわたって尋問を行った。検察当局は陳水扁を汚職治罪条例違反で、犯罪の嫌疑が大きいとし、5年以上の懲役が適応される重罪として、同日午後に法院に対して逮捕請求を行った。台湾の前指導者が逮捕されるのは今回が初めて。
特捜チームは5月20日、正式に機密費横領事件の捜査を開始した。8月中旬には、スイス検察当局によって提供された陳水扁の海外住居に関する情報などの資料から司法協力を要請していた。このほか、マネーロンダリング、龍潭科学団地の土地売買などについても捜査を行っていた。
検察当局はこれまで、7月24日、8月12日、8月15日、9月3日の4度にわたり陳水扁を法廷に召喚しており、今回(11日午前)は5度目の出廷となった。検察官はこのほか、8月22日、25日には陳水扁の妻・呉淑珍と息子・陳致中、その妻・黄叡リョウを召喚、尋問を行っている。検察当局は今週中にも再びこの3人を召喚し、強制処分を行う予定だ。
「人民網日本語版」 2008年11月12日