天津国際展覧センターで開催中の「全国2009年度大学卒業生就職サービスウィーク」を16日に訪れると、求人中の企業に慌ただしく履歴書を提出する大卒生の姿が数多くあった。政府の主管当局や各地の少なからぬ企業も、大卒生たちの願いが早くかなうよう、積極的に指導・支援を行っている。新華社が伝えた。
大卒生たちからは、今年の就職活動は予想していたより難しく、すでに期待のレベルを引き下げた、自分の専攻に合った仕事にこだわるのはもう止めた、末端や中西部での仕事に就くかもしれない、などの声が少なからず聞かれた。
南開大学で保険を専攻した奎湖さんも求職中の大卒生の1人。以前は高い期待を抱いていたが、就職活動を始めてから、大きな落差があることに気がついた。「私たちは心を全体的に低く抑え、たとえ困難で給与が低くとも、自分に鍛錬の機会を与えてくれる仕事を探す必要があります」――。
これについて人的資源・社会保障部の張小建副部長は「世界的な経済の動揺が就業を直撃し、大卒生の就職活動も厳しい試練に直面している。大卒生の就職難の解決を支援することは、社会全体の安定に関わる重要な課題だ。現在、末端や中西部への就職ルートを引き続き拡大するなど、関係当局が政策を立案中だ」と表明した。
「人民網日本語版」2008年11月17日 |