北京から杭州に向かっていた中国国際航空のCA1595便が20日午前、離陸から10分後に突然、北京の首都空港に引き返した。警察当局によると、同便が帰航を決定したのは匿名の脅迫電話を受けたためだという。「京華時報」が伝えた。
警察発表によると、首都空港公安分局は同日、午前9時頃に杭州に向かうフライトに不審物があるとの情報を受けた。民用航空部門は安全確保のためCA1595便の迅速な帰航を求め、首都空港は緊急対策案をただちに始動した。
中国国際航空で該当するフライトは2便あった。1つはCA1595便で、すでに離陸後10分余りが経過していたが、通報を受けて帰航した。乗客の安全を確保するため、国際航空は飛行機を交換することを決定。乗客の乗り換えた飛行機は、警察による荷物検査で異常のないことが確認された後、午後2時頃に離陸した。
脅迫電話で影響を受けたもう1つのフライトはCA1813便。通報を受けた時には乗客の搭乗が始まっていたが、国際航空はただちに搭乗を停止した。乗客と荷物への厳しい安全検査が2回行われたが、問題は見つからなかった。搭乗作業は午後0時21分に再開され、飛行機は13時07分に無事飛び立った。
「人民網日本語版」2008年11月21日 |