深セン市で22日に開催された国際金融博覧会(金博会)のテーマフォーラム「財産管理と市民資産管理の新すう勢」において、君融HNWI-CHINA財産管理指数を設計した、国家理財規画師(ファイナンシャルプランナー)専業委員会委員の毛丹平女史は、完成したばかりの「2008年君融HNWI―China財産管理系列指数」を発表した。同指数によると、2008年に中国富裕層(100万ドル以上の投資可能資産を有する層)の所有財産は減少期に入り、平均21.33%減少した。また、富裕層の幸福感指数も0.16ポイント下落した。2007年の0.29ポイント下落と比べ、幸福感指数の下落スピードは減速、下落幅は財産レベルの下落幅よりかなり小さかった。「南方日報」が伝えた。
財産レベルが急速に高まった2007年、幸福感指数と財産レベルには負の相関関係が見られ、財産が増えるにつれて幸福感が下がった。今年は財産が減り、幸福感も下がった。この事実はどのように説明できるのだろうか?毛丹平女史の説明は以下の通り。
幸福感は実現を欲望で割った数値と等しく、欲望が高くなるほど幸福感は低下する。財産レベルが急増すれば、人々の贅沢品に対する人々の欲求や他人と張り合おうとする欲望も高まるため、幸福感は逆に低下する。しかし、財産レベルが下がり始めれば、人々の欲求も急低下する。従って、分母の欲望が減少する状況において、幸福感の低下はそれほど急速に進むことはない。同報告で、この幸福と金銭との関係が如実に現われている。
同指数の調査は、北京・上海・深セン・広州の4大都市および武漢、ウルムチ、済南など主要省都都市を対象地域として実施された。
「人民網日本語版」2008年11月24日 |