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発展に伴う中国人の健康の悩み
発信時間: 2008-11-25 | チャイナネット

今の中国に何が流行っているかは、北京の住宅地区にある公園に行って見れば分かるだろう。老若男女は毎夜、散歩ではなく懸命にジョギングし、体に溜まっている脂肪を燃焼させて、アンバランスな血圧や血糖値を調整しようとしている。

かつてお腹いっぱい食べられなかった中国人。しかしこの30年で、ようやくその飢餓状態から脱出した。しかしいつの間にか、糖尿病、高血圧、肥満、痛風などの「裕福病」が忍びより、以前うわさに聞いていた病名が、どんどん親戚や友だちの健康診断書に見られるようになった。

1カ月13キロの食糧、おやつは山菜や木の皮、肉やタマゴ、牛乳は贅沢品、中国に広がっていた栄養不足によるむくみ…。1960年代の食生活は重苦しい思い出だ。

急激に発展したこの30年、食糧生産高は記録を更新し続け、国民の収入も増え、一日三食の食費を細かく計算する必要もなくなった。しかし飢饉を乗り越えたばかりの人たちが次に迎えたのが肥満症という悩みだ。

政府発表のデータによると、中国人13億人の中で、正常の基準を超えた肥満患者は9000万人以上に上り、10年後には2億人に達すると見込まれている。

コンピュータや自動車、便利な通信手段、オートメーションの普遍化は、人々の生活や仕事のやり方を徹底的に変えた。そして人々は豊富な物質を享受すると同時に、現代生活がもたらした病気にも悩まされている。30年前はわずか1%にも満たなかった糖尿病の発病率が、北京と上海では10%を上回り、中国は世界でも糖尿病患者の最多国になった。

白菜や大根のビタミンが、高脂肪、高コレステロールの肉類やタマゴなどに代わった時、中国人の血圧のバランスも崩れた。1980年に中国人の高血圧患者は7.7%だったが、21世紀には18.8%を占める1億6000万人に達している。

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