広西チワン族自治区河池市鳳山県の巴煉山で23日午前11時37分頃に起きた山崩れで、これまでに6人の死亡、6人の負傷が確認された。

この事故では、約2万1千立方メートル分の岩石が崩れ、道路を寸断。家屋16棟が埋もれ、4棟が損壊、車両にも被害が出た。各方面の努力により、現在までに6人の遺体が確認され、61人が避難した。23日午後6時時点ですでに道路は復旧し、足止めされていた車両300台余りもすべて現地を離れている。

専門家は事故原因として（１）カルスト地形で、傾斜が険しかった（２）倒壊した岩の上部の亀裂に泥が詰まっており、全体としての強度が弱く、岩の層・傾斜・亀裂の組み合せが岩の安定にマイナスに作用した（３）岩の風化が進んでおり、岩の重みで亀裂が広がり、最近の持続的な豪雨で倒壊に至った――を挙げている。

「人民網日本語版」2008年11月25日