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鉄道部、「中長期鉄路網計画」を改訂 |
発信時間: 2008-11-28 | チャイナネット |
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中国の鉄道建設への投資額は今後12年で5兆元を突破し、運行距離4万キロの路線が新たに建設される。2020年には60%以上の列車が電化され、所要時間は半分にまで縮小される。また、3~5分間隔での発車が可能となり、切符の購入が難しい状況は解決され、幹線鉄道の80~90%の輸送能力は貨物輸送に使われるようになる――。 鉄道部は27日、新たな調整を加えた「中長期鉄路網計画」を発表し、すばらしい青写真を人々に描いてみせた。庶民は2020年までに、さらに素早く便利で快適な鉄道サービスを受けられるようになるという。大規模な鉄道建設が、▽内需の拡大▽投資環境の改善▽安定的で急速な経済発展の促進――を引っ張る作用を発揮することは間違いない。 新たに調整された計画では、次の4つの分野での投資を拡大することが盛り込まれた。 (1)快速客運ネットワークを拡大する。ネットワークの総規模の建設目標は、従来の計画から2万キロ長い5万キロに延長された。客運専用鉄道と都市間鉄道の建設目標は1万2千キロから1万6千キロ以上に調整された。快速客運ネットワークは、省級人民政府所在都市と人口50万人以上の大都市をつなぎ、全国の90%以上の人口をカバーし、都市間の時間的・空間的距離を大きく縮小させる。 (2)鉄道網分布の改善と西部開発に向けた鉄道新設を進める。新たに建設される鉄道は従来の1万6千キロから4万1千キロに延長された。 (3)石炭輸送を主体とした輸送能力の高い地域間ルートを構築する。 (4)既存の鉄道に対する大規模な改造を進める。主要幹線7本(北京・哈爾濱、北京・上海、北京・九竜、北京・広州、上海・重慶・成都、上海・昆明など)に対する複線建設と電化改造を進めると同時に、「縦5本、横5本」の総合運輸ネットワーク内にある既存の幹線鉄道に対する複線建設と電化改造も実施し、輸送能力のさらなる向上をはかる。 「人民網日本語版」2008年11月28日 |
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