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鉄道部が「中長期鉄路網計画」を改訂した理由
発信時間: 2008-11-28 | チャイナネット

2020年までの中国鉄道建設の青写真となる「中長期鉄路網計画」は、国務院が認可した最初の産業計画だ。04年1月に認可を受けたこの指導的文書は、青蔵(青海・チベット)鉄路の1年前倒しでの開通を促し、第6回大規模スピードアップの実施を成功させ、重量級貨物鉄道の年間積載量での大秦(大同・秦皇島)鉄路の新記録更新を実現させた。さらに、北京天津都市間鉄路の運営開始を推進し、中国の高速鉄道の新たな時代を切り開いた。

だが鉄道輸送網の全体としての輸送能力は依然として長期的な不足状態にある。鉄道の運行距離は7万9千キロに達したものの、中国人1人あたりに換算すれば6センチに過ぎず、1本のタバコの長さにも満たない。それに対して、春節(旧正月)期間中の旅客規模は、世界第5の人口大国であるブラジルの総人口に匹敵する。春節期間中に列車駅で切符購入に長い列を作る人々は、「切符を手に入れるより黄金を買う方がたやすい」とこの状況を形容する。旅客輸送能力が不足していると同時に、貨物輸送も苦境に陥っている。現在運行されている貨物列車は、請求を受けた需要量の約35%をしか満たせていない状況だ。

中国の鉄道は急速に発展しているが、経済成長のスピードに追いついていない。そのため、従来の「中長期鉄路網計画」には調整を加える必要があった。さらに「総合交通網中長期発展計画」の認可・実施に伴い、「中長期鉄路網計画」をめぐる外部環境と発展条件にはいずれも大きな変化が起こっていた。従来の計画では、鉄道網の規模・構造・配置の面から、経済・社会の発展の必要を満たせなくなっていた。

「人民網日本語版」2008年11月28日

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