(1) ▽規模は3分の1に縮小
広東工業大学(広工大)4年生の燕さんは、「今年の女生節(女子学生祭)は、実にあっさりしたものです。例年だったら予定が目白押しなのに、今年はいくつかの就職説明会に参加するだけですから」と寂しそうにつぶやいた。「女生節」を全国で初めて創始した大学・広工大でこのほど、第18回女生節が開催された。各大学でも、相前後して女生節イベントが行われたが、金融危機と就職難というダブルパンチを受け、今年の女生節は、お祭り気分が影を潜めているようだ。「信息時報」が伝えた。
今年の女生節は、例年のような賑わいはほとんど見られなかった。校内の路上で出店している露店はほんの1,2軒、店を覗く人もごくわずかだった。女子寮の廊下に吊るされる鮮やかな提灯の姿も今年はなく、玄関先に風船や色とりどりのテープで飾り付けがしてある寮がいくつかあったが、その窓には埃が厚く積もっていた。「私達は今年も男子学生が窓拭きに来てくれるものと当てにしていました。女子寮窓の大掃除は例年、男子学生が引き受けてくれていたからです」機電学院3年生の彗さんは、冷めた様子でこう語った。
各大学・学院で催される今年の女生節イベントは、数が少ない上、多くのイベントの規模は、これまでの約3分の1という。社団責任者の胡先生はこれについて、「広工大創立50周年記念行事が12月に行われるため、皆はそちらにエネルギーを集中しています。また、この不景気な状況から、学生が寄付金を集めることがことさら難しくなっています」と説明している。
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