気温が急激に下がった寧夏回族自治区の銀州市。市民は防寒着に身を包んでいる（12月3日）

寧夏回族自治区では12月3日、青色早期警報が出された。寧夏のほとんどの地域では、この冬最も強い寒気が流れ込み、3日から4日にかけて風速10.8から13.8メートルの6級の北風が吹き、気温も8度から10度下がった。中央気象台は12月2日と3日に今年初めてのオレンジ警報を出した。

今回の寒気の最大の特徴は、気温の下がり方が大きく、北方から南方までの広い地域で温度が下がる点だ。長江の中下流地域や北の地域では、48時間以内に最低気温が10度以上下がり、最低気温は4度あるいは4度以下になる。

中国気象局は、今回の強い寒気は最近では珍しく、気温の低下や降雪、砂埃、大風は、農業や交通、電力などに影響を与える恐れがあるとしている。そのため2日午後にはオレンジ警報を打し、暖かくし、高所での作業や水上などの屋外作業者は作業を止め、水産養殖業では防寒や暴風の措置を採るよう呼びかけている。また遼寧省の15本の高速道路はすべて封鎖され、煙台から大連までの旅客船舶は欠航した。

※ 寒波警報

・ 青色警報：48時間以内に最低気温が8度以上下がり、最低気温も4度以下、陸地の風速が秒速5.5メートルから7.98メートル（4級）の場合。あるいは上記の状態に温度が下がり、風速8.0メートルから10.75メートル（5級）で、今後も続く可能性がある場合。

・ オレンジ警報：24時間以内に最低気温が12度以上低下、最低気温が0度以下になるか、陸地での風速が10.8メートルから13.86メートル（6級）場合。あるいはすでに上記まで温度が下がり風速が6級で、これからも継続するする可能性がある場合。