中国社会科学院社会学研究所の李培林所長は7日、北京で行われた中国民政フォーラムで、「中国の農村部は社会保障の面で様々な難題に直面している」と述べた。

李培林所長は、「農民達に如何に豊かな生活を過ごさせるかが中国が近代化する上で最大の難問である。農村部の貧困人口の多さが、農村の社会保障の面で大きな障害となっている」とした上で、「中国は貧困人口を減らす上で、目覚しい成果を収めたが、農村部の絶対的貧困問題は依然として厳しい。主に都市部と農村部の格差が拡大しており、それは、人口老齢化の加速などの面に現れている」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」2008年12月7日