5日に発表された中関村人材マーケットの統計データによると、「2009年中関村全国招聘団」のここ2カ月間の人材募集活動に対する応募履歴書数は約2万5千通あったが、採用の合意に至った応募者は約500人と、採用決定率はわずか2%にとどまった。「新京報」が伝えた。
中関村人材マーケット担当者によると、中関村人材マーケットは2カ月前、NECやキヤノンなどハイテク企業28社で構成された「2009年中関村全国招聘団」を組織し、全国各地で人材募集活動を展開したという。参加企業は約300の職種と約1500のポストをオファーするため、北京、西安、武漢など6都市に赴いた。各都市の16大学で11回の採用会と8回の説明会を開催、約2万5千通の応募履歴書を受理した。書類選考後、約5千人が筆記試験に、約1500人が面接試験に臨み、約500人の雇用契約が成立した。成約率は約2%。
主催者側によると、約8万人の卒業生が「2009年中関村全国招聘団」の活動に参加、応募者のうち修士以上の学歴を持つ者は70%に達したという。多くの企業は軒並み、世界金融危機の影響を受け、卒業生の採用ゼロや採用削減に踏み切っている。このような厳しい就職情勢から、卒業生の給与条件も引下げられ、学部卒業生は月給1500潤オ2000元、大学院修士課程修了生は3000潤オ4000元と、前年比約25%低下した。
「人民網日本語版」2008年12月8日 |