英国放送協会(BBC)が5日、｢北京に住む外国人の住居費が初めて香港を超える｣という文章を発表した。主な内容は次の通り。

物価の高騰や人民元の値上がりに伴い、北京に住んでいる外国人の生活費も急速に増加している。英国のあるアンケート調査の結果では、為替レートの変動や物価高騰などで、北京に住む外国人の住居費が増え続け、初めて香港を上回ったという。

ロンドンの国際人材調査会社ECAインターナショナルが最近、発表した｢年間世界生計費ランキング調査｣によると、北京は去年の101位から31位、上海は106位から35位に上昇した。香港は去年の85位から33位で、北京と上海の真ん中だ。

ECAインターナショナルアジア地域の関礼廉総経理は、｢香港の商品とサービス価格は2カ月前、ロンドンより10％低かったが、今ではロンドンより10％高い。これはドルのレートが上昇し、ドルペッグ制を実施している香港ドルが値上がりしたため｣と話す。

人民元の値上がりや中国国内のインフレ上昇の影響で、北京での住居費は初めて香港を超えた。関礼廉総経理は、企業が赴任先と本来の居住地とに分けて社員に給料を払うことができるとすれば、現在の不安定な為替相場での対応に有利になると言う。

｢チャイナネット｣2008年12月9日