北京市公共交通集団は8日、高齢者へのサービスの基準を高めるために新しい施策を出した。その施策では、高齢者の安全のために、高齢者が席に着かないうちにバスを動かすことを禁止し、優先席が全ての座席の10%以上になるよう規定した。
2009年1月1日からは、「高齢者カード」を持っている65歳以上の高齢者は無料でバスに乗ることができる。また来年の1月1日前に全座席の10%を優先席にし、もし基準に及ばず、設置の位置が間違っている場合は改善しなければならない。
現在、北京市の公共バスには、赤や黄色の色をした優先席が8席から10席ほど設けられており、新しい基準だと座席の少ないバスはほぼ数が足りているが、14メートルから18メートルのバスは優先席を増やす必要がある。
また来年には条件が許す駅に高齢者専用の「グリーンルート」を設置することにしている。公共バスはまず、高齢者や児童、病人、障害者、妊婦が待っている場所でドアを開け、その後、別のドアを開けて他の乗客に乗ってもらうようにする予定だ。
車椅子を利用する高齢者がバスに乗る時は、乗務員が車椅子をしっかり固定させる。また荷物が多い乗客からは別料金を取っているが、車椅子の乗客にそれをしてはならない。
「チャイナネット」2008年12月9日 |