香港の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したことを受け、衛生部は10日、専門家によるリスク評価に基づき、今年動物が鳥インフルエンザに感染するリスクが比較的高く、一部で人への感染のおそれもあることを明らかにした。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。

衛生部によると、感染の恐れのある動物との接触を減らすことが人への感染を防ぐ最も有効な予防対策とされている。特に病死した家畜との接触をできるだけ避け、異常事態を見つけた場合、直ちに衛生部門と農業部門に報告するよう呼びかけている。

今月9日に香港の養鶏場で鳥インフルエンザが見つかったが、今のところ人への感染は報告されていない。香港の公立病院では鳥インフルエンザ防疫態勢を強化した。

「人民網日本語版」2008年12月11日