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2008年流行語 |
発信時間: 2008-12-12 | チャイナネット |
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2008年流行語(4):「山寨春晩」 日本の「紅白歌合戦」にあたるCCTV・中国中央テレビ局の大晦日(旧暦)の定例番組「春節晩会(春節交歓の夕べ)」(略称「春晩」)は多くの中国人にとって、大晦日に欠かせない楽しみの一つである。しかしこのところ、CCTVの「春晩」より、「山寨春晩」の方がずっと話題を呼んでいる。中国の大手検索エンジンに「山寨春晩」を入力すると、2790万件以上のヒットがある。 実は、「山寨(山中の砦の意味)」はもともとは広東語で、政府からの生産許可証のない無名の携帯電話メーカーが違法で、有名ブランドを模倣した製品を生産し、格安で販売する現象、もしくはその携帯電話のことを指す。政府の管理から逃れる様子を砦に隠れている様子にたとえてこの名前がついたということである。 今年は、突然この言葉の使用範囲が広まり、いわゆる有名ブランドの「モノマネ」が、偽者にもかかわらず自らのことを誇りに感じているかのような様子を皮肉って使われるようになった。 そのため、あるウェブサイトがCCTVの「春晩」を真似て「山寨春晩」を企画し、インターネットを通じて生放送することを発表した。そして、CCSTV(China Countryside TV)と名づけ、ネットを通じて全国規模で出し物を募集したところ、応募者が多数殺到したということである。さらに、10日には、山寨春晩のポスターも発表され、いよいよ話題となっている。 現在、「山寨」の勢いは携帯電話やネット番組「春節晩会」だけにとどまらず、山寨バージョンのファッションやポップ音楽なども相次いで登場している。今年の冬、「山寨」の風が吹き荒れるでしょう。 「中国国際放送局 日本語部」より2008年12月12日
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