12月に入り、中国北部地区はすでに4回寒気の襲来を受けている。16日からは2つの強い寒気が流れ込み、19日からは北部地区のみならず、全国各地で雨や雪が降る可能性がある。「中国新聞社」が伝えた。
中央気象台の予報によると、16日から、淮河以北の多くの地域で4潤オ6級の北よりの風が吹くほか、内蒙古中東部・東北地区・華北地区・黄河流域・淮河流域で気温が6--8℃下がり、うち内蒙古東部・東北地区では8--12℃の気温下降が予想される。内蒙古東北部・東北地区の多くの地域では小雪あるいはまとまった雪が降り、うち、東北東部の一部地域では大雪になる可能性がある。これは東北地区にとって12月に入り5回目の寒気の影響となり、東北地区は全国でももっとも寒気の影響を頻繁に受け、気温の起伏が激しくなっている。
18日頃から、新たに中規模の寒気が新疆北部に到来し、新疆北部では降雪・大風・気温低下が予想される。19日から22日にかけて、寒気団は東から南へと移動して多くの地域に影響を与えるものと予想され、平年を上回っていた各地の気温は次第に平年を下回るものとなり、中国全土の多くの地域で雨や雪、大風に伴う気温の低下が予想される。
中央気象台の予報官によると、今回の広い範囲での雨や雪は、華北南部・黄河流域・淮河流域一帯の旱ばつを和らげ、霧・ばい煙・もやなどを消し去り、大気の浄化に一定の作用が見込めるという。もっとも雨や雪の影響で、気温の低下がより一層感じられることになりそうだ。
「人民網日本語版」2008年12月16日 |