交流会で留学経験者とビデオチャットする広州大学の職員
第11回中国留学経験者広州科学技術交流会が25日、広州で開幕した。政府機関、大学、研究機関、起業パーク、企業・事業部門など41機関が計67のブースを設置。県級以上の20余りの都市が計28のブースを設置した江蘇省のように、国内各地が積極的に参加している。優秀な人材への国内各地の需要は高く、海外留学経験者のために5000近くの上級ポストが用意されている。
金融危機の拡大により国外での就職・起業が困難になる中、海外留学経験者の間では帰国して活躍することへの意欲が非常に高まっている。今回の交流会には、30カ国・地域への計1800人の留学経験者が参加。このうち博士号取得者が51%と、初めて半数を超えた。海外から帰国して参加する人の割合も前回を上回り、70%に達した。特に米国とドイツへの留学経験者の上昇率が高い。米国の大学でソフトウェアエンジニアリングの修士号を取得し、現地で2年間働いた賈媛媛さんは「サブプライム危機の影響で、海外での活躍にはすでにボトルネックが生じています。一方、中国での機会は増加しているので、喜んで帰国し、根を下ろして起業したいと思っています」と語った。
「人民網日本語版」2008年12月26日 |