北京大学の周其鳳学長は28日、金融危機はすでに北京大学の運営経費に大きな影響を与えており、教育経費を減らす可能性のある情況下で、早期の準備と節約に努力するという考えを述べた。
北京大学戦略センターでは28日、「金融危機、内需拡大と中国経済戦略フォーラム」が行われ、北京大学の周其鳳学長は就任後初めて大規模な会議での資金調達会議に参加した。しかし今、賛助企業自身も大変な時期であり、「かつて北京大学に資金を寄付すると承諾した企業はそれを守るとしているが、時間が必要だ」と述べた。
金融危機が教育に与える直接的な影響について周其鳳学長は、教育経費の減少、欧米の大学あるいは基金が援助する学術交流や訪問の機会の減少、卒業生の就職のチャンスの減少、学生たちのストレスの増加だと考えている。政府の税収が減少すれば、教育への割り当ても減り、緊縮経営の企業が大学に寄付する資金も当然減ると周其鳳学長は説明する。
周其鳳学長は、金融危機で教育にはマイナスの影響が出ており、北京大学の収入にも影響しているため、教育界は金融危機を機会に実践経験者を受け入れ、教師の人材を充実させることを望んでいる。
「チャイナネット」2008年12月29日 |