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野生のパンダがイヌに脅かされて木に登り、村民が救出活動を実施
発信時間: 2008-12-30 | チャイナネット

 

イヌに脅かされて木に登って怖気づくパンダ

村民たちはパンダが木から下がり勇気がないのを見て、突然落っこちてケガをするのを避けるめに、ナワと布団などで「セーフティーネット」を急ごしらえした。

 

四川省雅安宝興県の苟山村の村民宋興文さんは12月18日午前、野良仕事をしていたとき、突然まるまると太った動物がのろのろと歩み寄ってのに気づいた。宋さんはその動物をよく見てから、パンダだと確認し、すぐ宋加文村支党部書記に電話をかけて具体的な状況を伝えた。宋加文村支部党書記は宋興文さんに現場を保護させ、宝興県林業局に通報した。

宋興文さんは地元でパンダを観察しているときに、庭でイヌが何か臭いをかぎ、ワンワンと吼え始めた。イヌの吼え声に驚いたパンダは竹ヤブに逃げ込み、あわてて木に登った。宋興文さんは村民を呼んで、一緒にパンダを見守った。村民たちはパンダが木から下がり勇気がないのを見て、突然落っこちてケガをするのを避けるめに、ナワと布団などで「セーフティーネット」を急ごしらえした。

宝興県林業局の張平副局長は専門家と、医療要員をつれて午後1時ごろ、現場に駆けつけた。専門家はパンダの行動をじっくり観察して、健康な成年のパンダだと確認し、森に帰すことを決定した。午後4時ごろにパンダはゆっくりと木から降りて、無事に森に戻っていた。森の管理保護員の報告によると、このパンダは現状と行動が正常だということである。

「チャイナネット」2008年12月30日

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