交通運輸部によると、北京時間5日午後3時50分、1万トン余りのケイ酸塩と石油設備を積んでシンガポールからジプチに向かっていたシエラレオネ籍の貨物船「金騰」が19ノットで走行する海賊の快速艇4隻にアデン湾の東の海域で追われ、船上の中国人船員32人が乗っ取りの危険に直面した。

通告を受けて、交通運輸部はただちに緊急マニュアルを発動した。徐祖遠・副部長はすぐに救急救出センターに赴き、救出作業の指揮にあたった。緊急活動チームは応急措置を緊急で研究し救出活動を手配したほか、国際海事部の海賊防止センターに連絡して付近の各国軍艦に支援を要請した。多方面の協調と指導を通じ、「金騰」は同日午後4時20分までに海賊の追跡を逃れた。

「人民網日本語版」2009年1月6日