新疆阿勒泰(アルタイ)地区は1日、「アルタイ地区の県(処)級指導幹部の財産申告に関する規定(試行)」に基づき、08年12月に着任した副県級指導幹部55人の個人年収申告表をウェブサイト「阿勒泰地区廉政網」で公開し、一般市民の監督を求めた。指導幹部らの申告した年収にあまり差はなく、第1項目の「賃金」と第2項目の「各種賞与、手当、補助、福利費」を合わせて3万元程度だった。第3項目の「コンサルタントや教学、執筆、原稿審査、書画などによる所得」には一部の幹部からの申告があったが、第4項目の「申告者および申告者の家族による職務関連者からの現金等の受け取り」には全員が「なし」と書き入れた。
今回発表対象となった指導幹部のうちで年収が最高だったのは、アルタイ地区衛生学校の党委委員と副校長を務める葉爾蘭別克・阿哈太氏。着任前、アルタイ地区衛生学校の学生科科長を務めていた同氏の年収は4万4284元だった。年収が最も低かったのは、アルタイ地区人口計画生育委員会の党組メンバーと規律検査組長、副主任を務める郭永峰氏。着任前、アルタイ地区女性児童保健院の薬剤科科長を務めていた郭氏の年収は2万4180元だった。
アルタイ地区は1日から、県(処)級指導幹部の第一回財産申告の受け付けを開始した。20日からは提出された申告表への審査を始め、ウェブサイトを通じて一般に公開していく計画だ。財産を公開する指導幹部の人数はこれで大きく増えることになる。
「人民網日本語版」2009年1月8日 |