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帰国留学生険しい就職への道のり 給与もダウン |
発信時間: 2009-01-19 | チャイナネット |
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今月11日に開かれた海外留学からの帰国者(帰国留学生)を対象とした就職説明会では、留学中の学生の家族の参加が目立った。いずれ帰国する我が子のために、今年の帰国留学生の給与水準を聞きに来たという親たちだ。ある帰国留学生の職業プランの専門家によると、今年の給与水準は例年より20%ほど低く、求職者は希望条件を引き下げなければならないという。「重慶晨報」が伝えた。 ▽投資に見合わぬリターン 海外で経済管理を学んだ陳誠さんは次のように話す。海外留学にかかった費用を計算すると30万元に上った。金融危機の影響で、今はある証券会社での仕事しか選択肢がなく、月収はわずか2千元ほどだ。当初の目標は5千元だったが、今ではあり得ない数字だ。とりあえず就職してしばらく経験を積み、いずれは転職したい。 一部の留学生の親たちは陳さんよりもっとせっぱ詰まっており、説明会の参加者の半数以上が子どものために就職先を探す親たちだった。まもなく英国留学から帰国する孫娘のために専門家の話を聞きに来たという鄭さん(80)夫妻は「どんな就職先があるかを事前に知っておきたい。銀行が最も理想的な就職先だ」と話した。 ▽希望の引き下げか起業を 企業は全体的に帰国留学生の給与水準を引き下げており、銀行や教育サービス機関の給与は例年より20%ほど少ない。職業プランの専門家の廖本富さんによると、帰国留学生の多くが外資系企業や金融機関への就職を希望するが、数年前に大人気だったこれらの企業は昨年に世界金融危機の影響を受けたため、今年は採用の道を閉ざしている所がほとんどだ。経済や管理などを学んだ帰国留学生は過剰傾向にあり、競争がますます激しくなっている。 自身も海外留学の経験がある廖さんは「こうした時期にはなるべく転職しないことだ。学習のチャンスをとらえ充電して自分を磨き、危機が去るのを待つべきだ。帰国留学生は求職に際して希望条件を主体的に引き下げるべきだ。サラリーマンになろうという考えも捨て、創業の道を選択すべきだ。そうすればより多くのリターンを得ることができるだろう」と話す。 「人民網日本語版」2009年1月19日 |
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