米国の人材コンサルティング会社「ハドソン・ハイランド」は21日、「09年第1四半期ハドソン(アジア)報告」を発表した。同報告によると、各企業が旧正月前に支給する年末ボーナスは、去年をはるかに下回る金額となりそうだ。年末ボーナスの金額が最も高い業種は、銀行・金融サービス業だという。「中国青年報」が伝えた。
世界金融危機の影響を受け、中国地区企業の求人意欲は大幅に減退している。「従業員を増やす計画だ」という回答者は、昨年第4四半期の調査では44%だったが、今回の調査では34%にとどまった。「従業員を減らす計画だ」という回答者は、昨年第4四半期の2%から今季の8%へと大幅に増加した。求人の意欲が最も減退した業種は銀行・金融サービス業で、「従業員を増やす計画だ」という回答者は昨年第4四半期の50%から今季の29%へと下落した。
ハドソン・ハイランド(上海)の担当者によると、中国地区の求人企業の比率は引き続き低下していくと見られるが、依然としてアジアのほかの市場よりは高い。
調査によると、今年のボーナスは昨年をはるかに下回る金額となると見られる。もっとも、その他の市場と比べれば、中国の従業員が年末ボーナスを支給される可能性は高く、金額も多い。
年末ボーナスの支給額が最も高くなる業種は、銀行・金融サービス業だ。「従業員年収の11ー20%の比率でボーナスを支給する」とした回答者は34%、「従業員年収の20%以上の比率でボーナスを支給する」とした回答者は15%だった。ただこの2つの数字も昨年と比べれば低下しており、08年第1四半期の43%と32%にははるかに及ばなかった。
「人民網日本語版」2009年1月22日 |