山西省公安庁によると、山西省運城市で最近、若い人がミャンマーへ連れて行かれ、賭け事の借金で人質にされた事件は、公安部の指導のもと山西省公安庁、運城市公安局が迅速で有効な措置を採り、雲南省公安機関の協力で人質解放に赴いて、全面的に事件の捜査を展開しているという。
地元の公安機関の調査によると、ミャンマーへ連れて行かれたのは、職業学校と技術学校の学生6人と、失業青年13人の合わせて19人。そのうち18人は無事に郷里に戻ったが、残り1人はミャンマーで懸命な救出作業が行われている。この事件に関係する9人の容疑者うち3人が逮捕された。
山西省運城市では去年の10月から今年の1月22日までに、このような事件が19回発生しており、地元の公安機関はこれらの事件について詳しい捜査を行っている。
公安機関の捜査から、これらの事件には2つの特徴があるという。まず一つは、容疑者の主な犯罪方法として、国内の人を通じて被害者に雲南省でのアルバイトや商売を持ちかけてミャンマーまで連れて行き、強制的に賭博場とサインさせたあと賭け事に参加させ、負けると不法に拘禁して、被害者の家族に電話とショートメッセージで身代金を要求する。二つ目は、容疑者が連絡したほとんどの被害者がクラスメートや友だちで、被害者は持ちかけられた話をすぐに信じ、警戒心も薄かった。被害者の年齢は16歳から22歳だ。
公安機関は若者たちに、自らの防犯意識を高め、このような事件が再び発生しないよう広く呼びかけている。
「チャイナネット」2009年1月23日 |