マネーロンダリングなどの容疑で逮捕された台湾の陳水扁・前指導者は、春節(旧正月、今年は1月26日)に帰宅することを許されず、台北留置所の中で年を越した。留置所は年越しの特別料理を手配し、すべての収監者が穏やかな気持ちで新しい年を迎えられるよう心を配った。また収監者がさっぱりとした状態で年を越せるようにと、特別に風呂の準備もした。
台湾のケーブルテレビ局「TVBS」の報道によると、同留置所での生活は外に出て散歩したり運動したりすることもでき、陳水扁は人生の中で最も楽しい時間をここで過ごしているといえる。大晦日に家族と集まって団らんすることはできないが、部屋で時間を過ごし、体を動かすことはできる。
同留置所の葉碧仁秘書によると、大晦日に当たる25日朝、陳水扁は何かのデータを見たり書き物をしたりして過ごし、部屋の中で軽い体操もしていたという。
祝日は留置場にも訪れる。収監者が心地よく新しい年を迎えられるよう、同留置場は特別に風呂の準備をし、年越しの食事をあつらえ、特別料理も手配した。同じく収監されている菜食主義者の東森グループの王令麟・前総裁には、ベジタリアン年越し料理を用意するほどの気の配りようだ。
「人民網日本語版」2009年1月27日 |