「愛情の安全にもゼブラゾーンが必要です」。インターネット上で広がるこの文句だが、成都人にとっては、成都市合江亭の「愛情ゼブラゾーン」を直接指すものと言えそうだ。成都市の日刊紙「天府早報」が伝えた。
昨年のメーデー期間、天橋橋南路と浜江東路の交差点から100メートルほどの場所に新しい横断歩道ができた。「愛情ゼブラゾーン」と名付けられたこの横断歩道は、交通警察三分局一大隊合江亭チームが、合江亭を訪れる新婚さんのために特別に作ったものだ。ただ当時は、名前は特殊であるものの、外観と機能の面では他の横断歩道と変わりはなかった。その後、バス専用道路の赤色の路面からヒントを得て、ゼブラゾーンをレッドカーペットのようにしてはとのアイデアが生まれた。昨年末、インターネットで調べた国内外の特殊ゼブラゾーンを参考にして、最終的なデザインが決められた。
デザインはすぐに上級部門の認可を受け、年明け前には工事が始まり、1月29日には竣工した。交通警察三分局の警察官によると、今後はゼブラゾーンのライン上に中国語と英語で「愛情ゼブラゾーン」の文字を入れる予定だという。「全国で唯一無二のゼブラゾーンに私達は2つの願いをこめました」とこの警察官は語る。「一つは、新婚さんが一生手をつないで生きていくことができるようにとの願い。もう一つは、交通ルールを守って、安全と幸福の約束をお互いに交わして欲しいというお願いです」。
「人民網日本語版」2009年2月2日