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中国の若者に新節約ブーム 週の消費は100元以内 |
発信時間: 2009-02-03 | チャイナネット |
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「朝食、1.5元の即席ラーメン。昼食、何にしようか・・と迷ったけど、100元ウィークを続けていることを思い出したので家に帰ってテレビを見ながら0.8元のリンゴをかじる。夕食、アイスキャンデーはやめられない。5角のマントウとリンゴ。しめて2.1元。今日は使いすぎたかな。合計4.4元」。ハンドルネーム「水霊週四」の書き込んだある日の買い物明細だ。「新華網」が伝えた。 「100元ウィーク」とは、100元で1週間を過ごすという節約の試み。具体的には、1週間の勤務日の間、飲食・交通・娯楽・買い物・スポーツなど全ての消費を100元以内に抑える運動を指す。参加者は数字を伴った日記をつけ、1日の消費の記録をコミュニティーBBSに公表する。住宅購入に向けた節約方法として始められたというこの活動だが、インターネットを通じてまたたく間に全国に広がり、新節約主義の熱をいっきに高めた。 世界経済危機の広がりにつれて、「節約」という古い世代のものとされていた生活方式が、中国の若い人々の間でも見直されるようになった。生活コストを引き下げるための節約ブームが再び起こりつつある。 インターネット上では、買い物明細を記録するための専用サイトが人気を博している。このサイトに自分の帳簿を開設すれば、毎日の収入と支出を記録することもできるし、節約の方法などについてほかの利用者と交流することもできる。帳簿をほかの利用者に公開したり、買い得情報を交換したりすることも可能だ。 仕事を始めて半年という馬さんは、数千元の月収を毎月使い切ってしまう生活スタイルを続けていた。だが「金融危機に直面できますか」というアンケートをした後、馬さんは生活方式を変え、節約を始めようと決意したという。 「前よりはずっと節約するようになった。いくらと言われても具体的には言えないけれど、カードの残高が今月はまだマイナスになっていないのは確かです」。馬さんは、自分に合った節約の方法をいくつも考えた。スーパーに行く時は割引の時間帯を選び、日常生活に必要なものは全部買ってしまう。そうすれば毎日買い物に行って消費してしまうのを防ぐことができる。 「100元ウィークにせよ一般の節約にせよ、金融危機による経済低迷にあたって、中国の若者の生活が節約と財テクを同時に重視していく段階に入ったことは間違いないでしょう」。100元ウィークの活動を早くから実践している北京の王さんは語る。「合理的な消費需要は抑えることなく、ぜいたくや浪費をしない。このような生活の態度は、中華民族の勤勉倹約という伝統的美徳を思い出させます」。 「人民網日本語版」2009年2月2日 |
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