全米交通安全委員会のPeter Kotowski氏は、米国現地時間2月7日昼にヘンダーソン（Henderson）市で起きた、中国人観光客を乗せたバスが交通事故に遭い、7人が死亡した事件に関し、原因調査の進展状況に関する記者会見を行った。米側スポークスマンによると、事故を起こした車が事故発生現場に差し掛かった時、運転手側のドアが原因不明で突然開いたという。運転手はすぐにドアを閉めようとしたが、この時点から車のコントロールが効かなくなった。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

同スポークスマンは、全米交通安全委員会は数度にわたり現場検証を行い、運転手を取り巻く状況、事故当日の足取り、事故車の状況、死傷者が発生した要因、自動車メーカーの状況など各方面について、引き続き深く突っ込んだ調査を進めていると説明した。今回の記者会見は、事故調査についての経過報告にとどまった。より詳細な調査結果については、最も早くて2週間後に発表される予定で、事故の総合調査結果が発表されるのは、1年以上先になる見通し。

「人民網日本語版」2009年2月9日