7日に発生したオーストラリア南東部の山火事による死者が131人にのぼり、4000人以上が帰る場所を失っている。この過去最悪の山火事は世間の注目を集め、犠牲者の数が増えるに従い、現地の住民の身の安全を心配する声が高まっている。現地政府が9日朝開いた緊急会議で専門家は、犠牲者の数は最終的に230人を超える恐れがあると報告したと豪州日刊紙「オーストラリアン (The Australian)」が報道した。

　ビクトリア州の警察当局は、今回相次いで発生した火事は放火だった可能性が高いとして、放火であることが確認されれば、容疑者を謀殺の容疑で逮捕し、現地の法律に基づき、放火犯だと25年の監禁刑、謀殺罪だと終身刑を科すことを明らかにした。警察当局は9日、特別チームを発足、すでに数名の容疑者を逮捕した。

　「人民網日本語版」2009年2月10日