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中央テレビ新社屋の火災 使用禁止の花火が原因
発信時間: 2009-02-11 | チャイナネット

北京市消防局は、中央電視台(中央テレビ、CCTV)新社屋と隣り合わせの文化センターで9日夜に発生した火事が翌10日明け方2時にようやく消し止められたと報じた。今回の火災は使用の禁止されている花火を打ち上げたことが原因。

北京市消防局の駱原・副局長によると、消防では9日夜8時27分に119番通報を受け、直ちに消防隊27チームのほか、消防車85台、消防隊員595人が現場に駆けつけた。消防隊員の必死の消火活動により、文化センター西側のスタジオと高層ビル北側の外壁がなんとか被害を免れた。火事の起きた文化センターは北側を除く外壁がすべて焼け焦げ、その被害は10万3千平方メートルに及んだものの、主体構造は無事だった。

最初に火災現場に駆けつけ消火活動を行った消防隊員7人は煙で呼吸器系を傷め病院に搬送。紅廟消防中隊の張建勇・指導員が現場で人命救助を行い、火事の様子を伺っていた際に大量の有毒ガスを吸い込み、治療の甲斐なく犠牲となった。このほかにも工事現場の作業員1人がけがを負った。

関係部門の初歩の調べによると、中央テレビは湖南省のある花火会社を雇い、火事の起きた高層ビルの西南側の空き地で数百発の花火を打ち上げた。それが原因となってビルの屋上から火の手があがったという。使われた花火は使用が禁止されている危険性の最も高い祝賀用の花火で、打ち上げる際には北京市政府の許可が義務付けられている。現在警察では花火を打ち上げた関係者を拘束、使用済みの祝賀用花火を証拠として押収し、さらに詳しい状況について調べている。

中央テレビは火災による損失と周辺の住民に迷惑をかけたとして謝罪を表明した。

「人民網日本語版」2009年2月11日

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