ホーム>>社会>>社会ニュース
カナダが中国の密輸犯に異例の就労ビザ発給
発信時間: 2009-02-11 | チャイナネット

 

頼昌星

 56歳になる頼昌星氏が中国を逃亡して10年目となる今年1月末、カナダ政府は頼昌星氏の難民申請を4年間却下したにも関わらず、就労ビザを発給した。「国際先駆導報」が伝えた。

 密輸捜査によって1999年頼昌星氏の設立した廈門(アモイ)遠華公司の密輸が発覚。密輸品は総額500億元以上、脱税額は300億元にのぼった。中国の司法部門は頼昌星氏を遠華密輸事件の重要参考人として指名手配。頼昌星氏は1999年一家揃ってカナダに逃亡、それ以来バンクーバーに居住し続けている。バンクーバーに逃亡後、様々な手を使ってカナダで裁判を行い、上訴をくり返し、訴訟によって時間を稼ぎ、中国への送還を免れようと企てている。

 今回の就労ビザ発給は非常に異例のことだ。不法移民であり、難民資格もないのに、なぜ就労申請の許可が下りるのか?今月7日記者はカナダ移民局に尋ねてみたところ、頼昌星氏は短期的に中国に送還できない状況にあり、こういった場合、移民部は裁判所の規定に基づき、申請者の生活に支障が出て本国に負担がかからないよう、「人道的な立場」に立って就労許可を出すことができる、との答えが返ってきた。

 この就労ビザによって、頼氏は1カ月あたり54カナダドルの保険料を納付すれば、カナダ・ブリティシュ・コロンビア州の医療保険を使うことができる。同時に07年4月に夜間外出禁止令も解け、24時間いつでも出かけられ、なんら制約のない状況となっている。

 カナダ連邦移民部のケニー部長は5日オタワで、「カナダ移民部の決定は裁判所の判決に一致するもので、いわゆる『政治的な決定』ではない」とコメント。これに対し外交部の姜瑜報道官は6日夜、「カナダ側は頼昌星を送還すると明確な立場を示したにもかかわらず、実際に行っていることはそれとは大きく異なるものだ。これに対し中国の民衆の間に強烈な不満が広がっている」と述べた。
 「人民網日本語版」2009年2月11日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 南京 濃霧で多くのフライトが遅延

· 中央テレビ新社屋の火災 使用禁止の花火が原因

· バレンタインデー間近、バラが売れ行き好調

· オーストラリア 山火事で水不足、コアラに水分補給

· 青島で「糖球会」が開催