「2008年に広州で誕生した赤ちゃんのうち、30％が婚前妊娠だった」と広州市人口計画生育局の李文耀・局長はこの現象が上昇していることに懸念を示す。

計画生育部門は赤ちゃんの誕生日と父母の結婚届の日付けを照らし合わせ、08年に広州市で誕生した赤ちゃんのうち30％が婚前妊娠だったことがわかった。李局長はこれについて、道徳的な判断をすぐに下すのはよくないが、一部の両親は妊娠後、超音波で性別を確認し、男の子であれば結婚し、女の子であれば「未婚」を理由に合法的に妊娠を中断することができるため、出生児の性別を選択する確率が高まるのではないかと危惧する。広州市の人口の性別比はすでに正常値の範囲を上回っており、明らかに女性よりも男性が多い。こういった現象は5年先、10年先にはさほど社会に影響を与えないだろうが、それ以降はマイナス面が浮き彫りになってくるだろう。

「人民網日本語版」2009年2月11日