中国インターネット情報センター(CNNIC)が18日北京で発表した「携帯電話からのインターネット利用に関する研究報告」で、中国の携帯電話利用者は6億4千万人を超え、携帯電話を通じてインターネットを利用している人が1億1760万人にのぼることがわかった。この主力は「80後」(1980年代生まれの若者)で、ゲームなど娯楽を主流に使っているようだ。
年を追って携帯電話が普及するに伴い、携帯電話からのインターネット利用がパソコンに追いつく傾向にあり、利用者数は急激に増えている。「80後」の若者たちは新鮮なものに対する好奇心が強いため、モバイルインターネットの主な利用者となり、利用者全体の70.8%を占めている。
モバイル・インターネットの利用者は現在男性が中心で、全体の74.6%を占める。一方、女性利用者も年々増加しており、5年以内には男女の比率がほぼ同じになるものと見られる。中国では携帯電話からインターネットを利用する頻度も徐々に増えており、34%の利用者が1日に何度も利用するという。こういった傾向は長期的に続き、モバイルインターネットの使用率はさらに高まると予想される。
調査によると、モバイルインターネットはゲームなどを主流に利用されるほか、音楽も利用者が約660万人と、利用頻度が割合高い。今人気を集めているのはテレビやブログなどで、利用者は約250万人にのぼる。ビジネスや学習などの商品も急速な発展をみせ、特にWAPメールはすでに利用者が約480万人に達している。
「人民網日本語版」2009年2月19日 |