年初以来、とりわけ今週に入り、新疆では連続的に中小規模の地震が発生している。これに対し新疆地震局の専門家は、いずれも正常な地質活動であり、大きな影響があるわけではなく、心配する必要はないと述べた。「中国新聞社」が伝えた。
新疆地震台網の測定によると、今年1月以降、新疆ウイグル自治区内でマグニチュード(M)3.0以上の地震が計15回発生、最大ではM5.0の地震が先月25日、伊犁哈薩克(イリ・カザフ)自治州察布査爾錫伯(チャプチャル・シボ)自治県で発生している。今月14日以降、地震発生回数は増加し、4日間でM3.0以上の地震が8回発生、うちM4.0以上が4回発生している。
このところ多発している地震について、新疆地震局予報センターの王瓊・副主任は、地殻が最近になって不断に活動を続けており、エネルギーがある程度蓄積されると放出されるため、地下深くの岩盤層がズレたり、破裂し、地震を引き起こしていると語った。毎年全世界では数百万回の地震が発生しているが、その多くは人間が感じない程度のものであり、M3.0以上でなければ地震を感じることはないという。
その特殊な地質構造から、新疆は地震多発地区として知られる。統計資料によると、20世紀以降、同自治区内ではM6.0以上の地震が毎年平均1回は発生しており、特に南天山西側が、中国大陸部の中でも大型の地震が活発な地域として知られている。
「人民網日本語版」2009年2月19日 |