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ロシア海域で遭難した中国船の船主、吉瑞祥(香港)有限公司が19日午前声明を発表し、事件のいきさつを説明した。今年1月3日、「新星」号はタイのバンコクから袋詰の米4978トンを積んで出港、同月29日にロシアのナホトカ港に到着した。
荷卸をしていたところ、ロシア側が荷物の損傷を理由に荷卸の停止を命令、33万ドル余りの賠償金を請求するとともに、何の理由もなく貨物船を差し押さえ、荷卸をさせなかった。今月11日なってようやく荷卸を再開したものの、離岸手続きは遅々として進められなかった。
各方面から離岸手続きを進めるよう要求したが結果はみられず、船長は船主の許可を得て、今月12日夜に港をあとにした。翌13日、ロシア側は貨物船「新星」号が手続きをせずに離岸したとして、パトロール船を派遣、国際水域で「新星」号に追いつき、重機関銃と大砲を使って貨物船に攻撃を加えた。救出された乗組員の話によると、ロシア側からの攻撃は数時間にわたり、「新星」号の船体は傷だらけになり、破損が激しく、海水が貨物庫の中に入り込んできたという。貨物船は後戻りを余儀なくされ、貨物庫の浸水が余りに深刻で徐々に沈没していった。「新星」号には中国人10人とインドネシア人6人のあわせて乗組員16人が乗り込んでいた。
「人民網日本語版」2009年2月20日 |