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中国の貨物船が撃沈 ロシア側は船長を起訴
発信時間: 2009-02-23 | チャイナネット

ロシア大使館は22日、ロシア外務省の報道官が中国の貨物船「新星号」が沈没した事件について記者の質問に答えた内容を公開した。ロシアの検察部門はロシアの刑事条例に基づいて「新星号」の船長Nazwir Adi(インドネシア国籍)氏に対する取り調べを行っていることと、救出された乗組員の状況について報告した。

ロシア外務省が「新星号」沈没事件で声明を発表するのはこれで2回目。今回の声明には沈没の原因と具体的かつ細かい状況が補足された。行方不明となっている中国人乗組員7人が乗っていた救命ボートは強風や低温の条件下での使用に向いておらず、救命ボートにすぐに冷たい水が入り込み、一部の乗組員が海の中に投げ出されたという状況を説明。

今回の声明では、ロシア連邦の関連部門は引き続きこの事件に対して取り調べ行っているとし、ロシアの法律に基づき、検察部門が「新星号」の船長を起訴したことを明らかにした。救出された乗組員は今のところナホトカ市内のホテルに滞在しており、健康状態は良好だという。中国のロシア大使館は船主側に直ちにビザを発給した。

「ロシア側の新たな報告には、正しくない部分がたくさんある」と船主である吉瑞祥公司の担当者は指摘。「ロシア側の発言は曖昧で、国際海域で発砲したかどうかには触れていない。船長の指揮が不当であっても、ロシア側がわたしたちの船に発砲する権利はない」と話す。ロシア側は現在、いわゆる経済区域内で発砲したと強調しているが、船主側は国際海域だと主張している。

船主側の法律顧問は、法的手段を通じてロシア側に賠償を請求するとしている。

 

「人民網日本語版」2009年2月23日

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