雲南省晋寧県政府のサイトが24日、ハッカーによる故意の書き換えと破壊に逢った。昆明市公安局情報安全監察大隊は同日午後11時50分までにウェブサイトのサーバーを切断し、25日には詳しい調査のため晋寧県に向かった。
24日午後10時、晋寧県の政府サイト(www.jinning.gov.cn)を開けると、サイト内の全ての見出しと写真説明が、「腕立て伏せ、しょうゆ買い、かくれんぼ、武術界の必殺技!」というネット上の流行文句に書き換えられていた。
晋寧県情報産業弁公室の李紅賢主任によると、昆明市公安局情報安全監察大隊がサーバーを切断したため、被害を受けたサイトは開くことができなくなっている。ハッカーの攻撃を受けた痕跡は証拠として集められ、さらなる調査が行われている。最初の調査結果は25日には出ることになっている。
昆明市晋寧県では12日、留置所で負傷した男性が死亡する事件が起きた。現地メディアによると、晋寧県の公安はこれについて、死亡した李蕎明さんが負傷したのは留置所仲間と中庭でかくれんぼをしていた時に仲間に蹴られて壁にぶつかったためだと説明した。インターネットではこれを疑う声が盛り上がり、「かくれんぼ」はいっきに流行語となった。
「腕立て伏せ」は貴州省の女性変死事件で被疑者が「事件発生時は腕立て伏せをしていた」と弁解したこと、「しょうゆ買い」は街頭インタビューでわいせつな写真について意見を求められた市民が「俺には関係ない。俺はしょうゆを買いに来ただけだ」と答えたことをきっかけとして流行語となっていた。
「人民網日本語版」2009年2月26日 |