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張銘清騒動の扇動によりラジオ局に罰金 台湾
発信時間: 2009-02-26 | チャイナネット

台湾のラジオ放送局11社は、放送番組の中で扇動的な表現を用いて、人々が海峡両岸関係協会の張銘清・副会長を攻撃するよう煽り立てた。台湾の「国家通訊伝播委員会(NCC)」は25日、これらの放送局が公共資源を利用し、民衆の犯罪行為を扇動し、深刻な社会の衝突と分裂をもたらしたことを重く見て、11社を罰金処分に科した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。

台湾「中国時報」によると、張副会長は昨年10月21日に台南市の孔子廟を訪問した際、一部の暴徒に取り囲まれて抗議を受けた。ラジオで放送される扇動的な言葉を耳にした多くの民衆も孔子廟に集まり、大きな騒動となった。多くの人々に取り囲まれた張副会長は、つまずいて転倒・負傷した。台南地方検査署は7人を起訴、4月8日、台南地方裁判所で初公判が行われる。

NCCは25日、放送関連法規に背いたラジオ放送番組事件に関する会議を開いた。罰金処分の対象となったのは、南都電台(ラジオ)、台湾広播公司新竹電台関西中継局、全景小区電台、快楽電台、宜蘭の声、金台湾電台、望春風電台、嘉義の声、嘉楽電台、関懐電台、人生電台の11社。これら11社が昨年10月21日の午前8時から10時の間に放送した番組で、司会者とゲストは、「すぐに連れ立って行こう」「機動チームはいつでも出発可能」「出動」といった扇動的な表現を使い、人々が孔子廟に集結するよう煽り立てた。これによって事態は大規模な衝突事件に発展、張副会長は騒ぎに巻き込まれ転倒・負傷した。

「人民網日本語版」2009年2月26日

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