衛生部の陳竺・部長はこのほど開催された全国衛生部門の「食品安全法」徹底学習会議の席上、「国家衛生部は現在、国家食品安全リスク評価委員会および国家食品安全リスク評価センターの設立準備を行っており、食品安全リスク評価を出来るだけ早く行っていきたい」と述べた。
衛生部が3日発表した資料によると、陳部長は国内各省・自治区・直轄市が協力し、食品安全検査・リスク評価体系の建設を強化、特色ある評価プロジェクトを発展させ、食の安全を総合的に調整する責務を全面的に履行することを求めるという。
陳部長は、今後2年をめどに、すでにある資源を活用し、食品汚染物、食品に起因する疾病管理、総合食生活調査体系を構築、食品安全有害要因と食品に起因する疾病に関する管理データベースを立ち上げ、食品に起因する疾病管理・調査・報告・データを分析した、国際水準の各メカニズムを徐々に実現したいと強調した。
陳部長は、各級医療単位に対し食品に起因する疾病、食中毒など食品安全事故の報告責任を求めており、事故管理・報告・処置業務の各メカニズムを構築するとしている。
今年6月に施行される「食品安全法」によると、衛生行政部門は今後、▽食品安全総合協力▽食品安全リスク管理と評価▽重大食品安全事故の組織的調査▽重大食品安全情報の開示▽国家・地方食品安全標準の制定・修訂▽新製品の許可および検査規範の制定の6大職責を担うことになる。
「人民網日本語版」2009年3月4日 |