民政部社会福利・慈善事業促進司、中民慈善寄付情報センターは10日北京で、「2008年度中国慈善寄付報告」を発表した。同報告によると、昨年1年間、中国が国内外から受け取った各種社会慈善金・物資総額は1070億元（香港・マカオ・台湾を除く）に達し、前年比3.5倍となった。宝くじ公益金は371億元集まり、同4.2％の増加。ボランティア増加数は1472万人以上となり、年間増加率は31.8％に達した。

今回の報告は、民政部が初めて2008年度の全国慈善寄付の全体状況を総括し、社会各界向けに特別に発表されたもので、「2007年度中国慈善寄付報告」に続いて編纂・発表された中国国内の慈善寄付業務に関する2回目の年度報告となる。

報告によると、昨年全国から集まった1070億元の慈善寄付のうち、既に828億6200万元が給付されており、給付率は77％に達している。これらの慈善金は主に氷雪災害救助、四川地震被災者救済、物資備蓄・調達、インフラ修復、被災後の再建などに充てられ、恩恵を受けた人々の数は延べ4766万人に上っている。

「人民網日本語版」2009年3月11日